私たちは何のために学ぶのでしょう?
テストで良い点を取るため?でも、それがゴールではありません。成長するにつれて、自分の人生について重大な選択をする事が増えていきます。
私たちは、自分の将来について、様々な選択をした生徒たちを見てきました。将来を選択するうえで最も大事なこと、それは「自分で決めること」だと思っています。自分で決めた未来には、責任が伴いますが、それを引き受けることが出来ます。
反対に誰かに押し付けられた未来は、その責任を誰かに押し付けてしまうこともできます。だから私たちは、生徒たちが自分の人生の主体、学びの主体になれるように「自分で決める」ということを大切にして、関わっていきます。

また、多くの生徒たちが、「将来やりたいことがわからない」と言います。「将来やりたいこと」は、様々な体験をしたり、人から話を聞いたりして、出会えるものではないでしょうか?だから私たちは、はるでの多様な人との関わりや体験を通して、「自分を知る」「未来を広げる」を大切にしています。
私たちは、通常の塾が目指しているものとは少し違うかもしれません。
私たちは、いわゆる五教科の科目学習も大切にしながら、将来生徒たちが、納得のいく未来を選び、自分らしく生きていけるよう、関わっていきます。

・自分の強みを知っている。
・自分のやりたいことを知っている。
・将来に希望を持っている。
・他者と自分を生かし合うことが出来る。

個別学習塾はるの教室内には、「仕切り」がありません。仕切りのない教室の中で、それぞれがそれぞれのステップに合った学習をしています。小学生と高校生が同じ教室で学ぶこともあります。そんな風に、「ちがい」を前提とすることで、誰もがありのままでいられる場所を作りたい。
仕切りがないから、自然と交流が生まれる。だけど、一人で静かに本を読んでいてもいい。勉強は得意じゃないけど、みんなを笑顔にすることが出来る。いつもは静かだけど、ボソッとつぶやいた一言が面白い。社会の得意な生徒が友達に社会を教える代わりに、その友達から英語を教わる。大学生スタッフの話を聞いて、中学生や高校生が自分の将来について考える。ありのままでいられるからこそ、活かしあえるものを大切にしていきたいと思っています。

「成績が上がると嬉しい」「勉強がわかると楽しい」多くの生徒たちがそう思っています。
でも出てくる言葉は「勉強嫌い」「めんどくさい」本当はわかると楽しいのに・・・
だから私たちは、まずは生徒たちの「できる!」を大事にしたい。
学校の内容を軸に学習を進めながらも、必要があればさかのぼってその子に必要な単元を復習します。その中でも、私たちは、「誰かとなら出来ること」を大切にしたい。
一人じゃ理解できなかったけど、教えてもらえばできた・・・!一人じゃなかなか集中できないけれど、友達と一緒なら頑張れる・・・!
そうした関わりにこそ、ここで学ぶ意味があると思っています。

生きていけば、自分で決めなくてはならないことがたくさんある。その時の決断はきっと、本人にとっては、“大きな決断”に違いない。
そうした“大きな決断”をするには、勇気が必要。個別学習塾はるでは、生徒達がいつか、自分の未来を自分で決める勇気が持てるように、小さな自己決定をする機会をつくっています。授業のはじめには、「今日は何をどこまで進める?」「どの教材を使う?」「何を目標にする?」授業の終わりには、「理解できたことは何だろう?」「もう少し復習したいことは何だろう?」「今日の勉強の仕方は自分に合っていた?」スタッフからの問いかけを元に、考えて、自分で決める。
そうした小さな自己決定を積み重ねることで、自分の学びに、そして人生に、主体性が持てるようにしていきたいと思っています。

スタッフと生徒とのかかわりの中で、生徒同士の交流の中で、様々なギモンやアイデアが出てきます。「どうしてこうなるんだろう?」「こういうのがあったら面白い!」
どれもが貴重なもの。だから私たちは、それを蔑ろにしたくない。ギモンは一緒に考えていく。アイデアはみんなで実現していく。ある生徒が呟いたギモンを元に、それをみんなで本気で議論することもある。
生徒たちの「やりたい!」を元に、イベントを計画することもある。もちろん、参加するのも、しないのも、自由です。
でも誰かと一緒に、何かを解決していく、形にしていく力は、大人になった時にも必ず役に立つのではないでしょうか。
個別学習塾はるは、“小さな社会”として、お互いの強みやアイデアを活かしあうことのできる機会を作りたいと思っています。

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